寒冷環境における乳成分の変動要因の解明(97)

課題名 寒冷環境における乳成分の変動要因の解明(97)
課題番号 86
研究機関名 畜産試験場
研究分担 生理・生体機構研
生理・適応生理研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 寒冷環境条件下でみられる乳脂肪率や乳タンパク質率の増加と血液成分との関係を明らかにするため、ズートロンの実験室において異なる給与飼料レベルで乳牛を飼養し、血液成分と乳量・乳成分に及ぼす寒冷の影響を調べた。TDN100%、120%量を採食した充足率は、TDN100%区では99~109%、120%区では115~120%であった。乳量は-5℃の寒冷により低下(TDN100%)ないしは変化が認められなかった(TDN120%)が、乳脂肪率と乳タンパク質率は両飼料区で寒冷により増加した。血糖値はTDN120%でやや増加したが、血中総タンパク質濃度は両飼料区で寒冷の影響は認められなかった。血中必須アミノ酸濃度はTDN120%で寒冷により増加の傾向を示したが、有意差は認められなかった。寒冷により有意差が認められた血中アミノ酸濃度の変化は一定でなく、増加あるいは低下した。血中ホルモンのうち、サイロキシン、コルチゾール、インシュリンは寒冷暴露後4~7日目に増加し、その後漸減する変化を示した。これらのホルモンのうち、コルチゾールと乳量、乳糖量の間には負の相関が、コルチゾールと乳脂肪率、乳タンパク質率の間には正の相関が認められた。以上より、寒冷の乳成分変動時には、血糖値が増加し、コルチゾールの他甲状腺ホルモンやインシュリンの代謝性ホルモンが関与することを明らかにした。
カテゴリ 乳牛

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