課題名 | 高濃度栄養塩類排水に適した植物の検索と浄化特性の解明(171) |
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課題番号 | 144 |
研究機関名 |
畜産試験場 |
研究分担 |
飼養環境・資源化研 |
研究期間 | 完8~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 家畜ふん尿は窒素・りん・カリを始めとする多くの肥料成分、ならびに各種の有機成分を含み、農業にとって有用な資源と考えられている。しかし、畜産経営の専業化・大規模化に伴いふん尿の局在化が起こり、周辺環境、特に周辺水域の汚染を引き起こす原因となる事例が少なくない。本研究課題では、特に、畜産系から排出される二次処理水(高濃度の有機質、懸濁物と栄養塩類を含む)を処理対象汚水とし、この汚水の高度浄化に適した植物種の選抜を行い、実際の畜舎汚水二次処理水を連続通水して処理効果を検討した。イタリアンライグラスの浄化に関する成果は植物浄化の可能性と処理限界を示した。農家に導入される植物処理装置設計の参考となる。本研究成果の一部を元に「排水浄化機能を備えた植物栽培装置」が特許として確定した。 |
カテゴリ | 肥料 イタリアンライグラス 環境負荷低減 経営管理 大規模化 |