課題名 | ウシ卵胞卵子の発育制御・成熟培養に関する基礎的研究 |
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課題番号 | 59 |
研究機関名 |
畜産試験場 |
研究分担 |
繁殖・生殖細胞研 繁殖・上席 繁殖・受胎機構研 繁殖・発生分化研 |
研究期間 | 単12(S20000006) |
年度 | 2000 |
摘要 | 採取時のウシ卵子の状態や培養環境が、成熟率やその後の胚発生に及ぼす影響を検討した。無血清成熟培地への5μMシステアミン添加は、成熟培養後の卵子のグルタチオン含量を培養前のレベルに維持することにより、胚盤胞期への発生率を高めた。また、コメットアッセイ法により調べた成熟培養後の卵子核のDNA断片化の程度は、5%酸素区が20%酸素区に比べて高い傾向が認められた。一方、採取時の細胞質の形態で分類した場合、細胞質の成熟率は、暗調で均質なものが、明調で不均質なものおよび暗調で不均質なものに比べて有意に高かった。成熟培地へのシステアミン添加が、核のDNA断片化等に及ぼす影響についての検討が残されている。 |
カテゴリ | 繁殖性改善 |