遺伝資源の評価・同定法の開発(2)

課題名 遺伝資源の評価・同定法の開発(2)
課題番号 2
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 遺伝育種・遺伝素材研
遺伝育種・育種素材研
研究期間 完11~12
年度 2000
摘要 カイコの識別同定を分子生物学的手法を用いて行うことにより、従来よりもより正確に行えることが期待される。本研究ではジェノタイピング法として再現性が高く、一回で数多くのDNA断片を解析できるAFLP法に着目し、品種識別法の確立を目指した。まず、中国種である大造・松村及び日本種である赤熟から調製したゲノムDNAを用い、二次増幅に用いた6ペアのプライマーの組み合わせでAFLP解析を行ったところ、いずれの組み合わせでも各品種特異的なバンドが検出され、両品種の識別が可能であることが示された。次にもっとも多くのバンドが検出できたプライマーの組み合わせでのAFLP解析を赤熟、小石丸・蚕試、琉球多蚕繭・静岡、大造・松村、江浙、碧蓮、輪月、マイソール、カンボウジュ、アンナン各5個体それぞれについて行った。その結果まず、品種内における多型の割合は品種によって大きく異なり、輪月0%、大造・松村4.1%、赤熟5.7%、カンボウジュ6.0%、アンナン4.0%に対し、江浙24.6%、小石丸・蚕試32.8%であった。次に品種内で多型のないバンドに着目し、それらの品種間多型バンドの数を数えたところ、品種間によって12から48の多型バンドが検出され、すべての品種の組み合わせで品種間多型バンドを検出することができた。今後、さらに多くの系統について評価・同定法を確立するため、新課題を設定する。
カテゴリ 遺伝資源 カイコ 品種

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