カイコ生殖細胞の形成に関する母性因子の解析(25)

課題名 カイコ生殖細胞の形成に関する母性因子の解析(25)
課題番号 18
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 遺伝育種・発生分化研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 ショウジョウバエの生殖系列は母性因子として卵の後極に存在する極顆粒の働きにより形成されると考えられ、その構成成分のいくつかは明らかにされている。一方、カイコでは極顆粒様の構造体は卵のなかに見い出されず、その生殖系列の形成機構は不明である。本研究では、ショウジョウバエの極顆粒構成因子のカイコ相同体について、カイコの中でショウジョウバエ同様母性因子として局在性を示すのかを明らかにし、カイコ生殖系列形成について示唆を得ることを目的とした。調べた分子は以前単離したBmVLG及び新たに単離したカイコnanos類似遺伝子である。それぞれのコード蛋白質に対する抗体を作成し、免疫染色を行なった。BmVLGについて調べたところ、胚帯形成期より生殖細胞特異的な染色が見られたが、それ以前の段階では生殖細胞に特異的と考えられる染色は確認されなかった。このことはショウジョウバエとカイコで生殖細胞形成過程において異なる分子機構が働いていることを示唆している。カイコnanos類似遺伝子についても同様に抗体作成を試みたが、蛋白質の検出には至らなかった。BmVLGについて所期の研究目標を達成し、本課題を終了する。
カテゴリ カイコ

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