| 課題名 |
スクミリンゴガイの配偶行動に関わる化学物質の解明と利用技術の開発(52) |
| 課題番号 |
40 |
| 研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所
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| 研究分担 |
生体情報・生理活性研
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| 研究期間 |
完9~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
スクミリンゴガイの交尾は、室内でも明暗のいずれの条件下でも同じように引き起こすことができ、配偶行動の室内観察が生物検定実験を進めてゆく上で可能であることが示された。雌を入れたペットボトルを加工したケージに雄は誘引され、壁面に静止する個体が認められた。配偶行動には、雌には視覚によらない雄を誘引する要因が示された。雄には雌を誘引する要因がないものと思われた。考案したT字型の水槽に雄を入れた小室側には誘引されず、雌を入れた小室側に雄は誘引された。雌を取り除いた飼育水に対しても雄の誘引が認められた。検定用に水槽内に雌を放しても雄雌のいずれに対する誘引性は認められなかった。このことから、雌が放出し、水を介して伝達されて雄を誘引する性フェロモンの存在が示された。雌の飼育水の10分間の煮沸では誘引活性が認められたが、30分間煮沸で明らかに低下がみられた。ペプチナーゼ処理により活性が明らかに低下することから、雌から水中に放出される性フェロモンはペプチドであることが示唆された。利用技術の開発に直接結びつく成果を得るまでには至らなかったが、配偶行動に関与する化学物質の解明については一定の成果が得られたため、学会誌等で公表するとともに、関連研究機関に受け渡す。特研の年度終了にともない本課題は完了する。
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| カテゴリ |
加工
スクミリンゴガイ
性フェロモン
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