| 課題名 | 昆虫発育制御に関わる蛋白質・ペプチドの機能と遺伝子解析(62) |
|---|---|
| 課題番号 | 48 |
| 研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究分担 |
生体情報・生理活性研 生体情報・生理活性研 生体情報・生理活性研 生体情報・生理活性研 |
| 研究期間 | 完8~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 前胸腺の脱皮ホルモン生合成活性を抑制する新規神経ペプチド(前胸腺抑制ペプチド:PTSP)をカイコ幼虫脳から単離した。このペプチドは9個のアミノ酸からなり、単独で前胸腺の脱皮ホルモン生合成活性を抑制するばかりでなく、前胸腺刺激ホルモンによる前胸腺の活性化を阻害した。また、PTSP前駆体cDNAをクローニングし、PTSP遺伝子が脳と中枢神経で発現していることをノーザンブロット法により明らかにした。これらの結果から、昆虫の脱皮ホルモン生合成が促進因子ばかりでなく抑制因子の支配も受けている可能性が示唆された。また、カイコ血液からJHを選択的に分解するJHエステラーゼが精製され、cDNAクローニングの結果、他種鱗翅目昆虫のものに類似したアミノ酸配列を示し、バキュロウイルスの系で大量発現したタンパクは、JH分解活性が認められた。同様に、血液性と絹糸腺サイトゾル由来のJH結合タンパクをコードするcDNAもクローニングされた。一方、新規核内レセプターBmORを得、USPとヘテロダイマーを形成したことからエクダイソンレセプターがUSPとヘテロダイマーを形成するのを競合的に阻害する可能性が示唆された。これらの成果の一部は国際誌等に発表済みである。残された問題については、独立行政法人農業生物資源研究所の課題の中で引き続き検討する。 |
| カテゴリ | カイコ |