昆虫由来抗微生物蛋白質の探索とその利用技術の開発(80)

課題名 昆虫由来抗微生物蛋白質の探索とその利用技術の開発(80)
課題番号 63
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 生体情報・生体防御研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 昆虫の抗微生物蛋白質を深索し構造を明らかにすると共に、それらの遺伝子解析を行うことによりその利用技術を確立すること目的として実験を行った。その結果、ウリミバエ幼虫磨砕物硫酸アンモニウム画分よりMALDI-TOF-MSで分子量4491.46を示す抗カビ蛋白が精製され、そのN末側の20個のアミノ酸配列が決定された。その配列を既知の蛋白質と比較解析してみたところ、ショウジョウバエのクチクラ蛋白■と70%の相同性を示すことが明らかとなった。その抗カビ蛋白cDNAのクローニングを試みたところアミノ酸残基が1個だけ異なるホモログが取れ、複数の抗カビ蛋白の存在が推測された。またカイコセクロピンcDNAをタバコに導入したところ形質転換体が得られ、野火病細菌の感染に抵抗性を示すことが明らかとなった。病原性カビに抵抗性を示す形質転換体を作出することが今後の問題として残されている。この課題は新たなプロジェクトに応募することにより継続して取り組む予定である。
カテゴリ カイコ たばこ 抵抗性

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