| 課題名 | ウォルバキアの機能解明(89) |
|---|---|
| 課題番号 | 72 |
| 研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究分担 |
生体情報・共生媒介研 沖縄県農業試験場 東京大学農学部 生研機構 |
| 研究期間 | 完11~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 節足動物の性や生殖に係わる細菌ウォルバキアについて,実験手法の開発と宿主の細胞質不和合性,単為生殖に関する研究を行った。実験手法の開発として,昆虫に共生しているウォルバキアの感染量を測定する定量PCR法を2種類開発し,また,培養細胞を用いたウォルバキアの培養を成功させた。細胞質不和合性については,ウンカ2種(ヒメトビウンカとセジロウンカ)の不和合性を比較し,後者では雄の感染密度が低いために部分不和合であることを明らかにした。また,日本・中国のウンカ類が同じウォルバキアに感染しており,寄生昆虫であるネジレバネがウォルバキアを運ぶ可能性を示した。単為生殖に関しては,アリガタアザミウマがウォルバキアによって単為生殖を引き起こされていることを明らかにし,膜翅目以外で初めて,ウォルバキアによる単為生殖を発見した。また,寄生蜂二種(Telenomus nawai ,Gronotoma micromorpha)でも,ウォルバキアによる単為生殖を見つけた。ウォルバキアによって単為生殖になった宿主において,受精に関する遺伝子に変異が起こっている可能性を指摘した。 |
| カテゴリ | ヒメトビウンカ |