課題名 | 昆虫体液の効率的採取法の開発(126) |
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課題番号 | 96 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
研究分担 |
機能開発・低分子研 |
研究期間 | 止11~12~(13) |
年度 | 2000 |
摘要 | 有用蛋白質の遺伝子を組み込んだウイルスを、効率的にカイコに感染させることができれば、目的とする組換え蛋白質を大量に生産させることが容易になる。このためキチン合成阻害剤を混入した飼料をカイコに給餌し、昆虫消化管内においてウイルス感染を誘導させることを試みた。その結果、キチン合成阻害剤の1種であるtinopalに経口感染促進剤としての有効性が認められた。特にウイルス飼料を与える前に0.3%のtinopalを添加した人工飼料を給餌させると、効率的に経口感染が誘導されることが分かった。また、ウイルス飼料と同時にtinopalを与えても経口感染は誘導されるが、tinopalの添加濃度を高くする必要があることが示唆された。本課題は農業生物資源研究所にて継続して行う。 |
カテゴリ | カイコ 評価法 |