キボシカミキリ天敵糸状菌の感染・発病機構の解明(195)

課題名 キボシカミキリ天敵糸状菌の感染・発病機構の解明(195)
課題番号 149
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究分担 生産技術・虫害研
研究期間 完8~12
年度 2000
摘要 キボシカミキリ天敵糸状菌Beauveria brongniartii産生毒素の特性調査、精製および簡便な毒素活性定量法の開発を行った。また、細胞毒性と病原性との関連性調査、培養ろ液に対する抗血清による同属糸状菌の識別を図った。さらに、キボシカミキリ接触刺激性性フェロモンの本虫防除への利用を目的に、合成フェロモンの本虫の行動に及ぼす影響について調査した。培養ろ液中の毒素は特性調査からタンパク質と推定され、部分精製後SDS-PAGEで分析した結果、約65kDaのタンパク質が毒性に関与していることが示唆された。また、毒素を含む培養ろ液を添加して培養した細胞からATPを抽出し、ルシフェラーゼ・ルシフェリン反応における発光量を測定することで、簡易に毒素活性を定量できた。次に、Beauveria属15菌株を本虫に接種したところ、病原性と毒素産生能との間に関連性が認められた。さらに、B. bassiana培養ろ液に対する抗血清は免疫拡散法により全供試菌株の培養ろ液と反応したが、菌株によって共通抗原数が異なり、本抗血清は本属菌株のグルーピングに利用可能と考えられた。また、本成虫をフェロモン噴霧枝と対照枝を入れた容器中で個体飼育したところ、オスの6~9割がフェロモン枝に滞在していた。次に、圃場において同様の調査をしたところ有意差は無く、野外における本フェロモンの利用にはさらに検討が必要と考えられた。
カテゴリ 病害虫 害虫 桑 性フェロモン フェロモン 防除

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