エブ&フロー方式によるセル成型苗育苗システムの開発(16)

課題名 エブ&フロー方式によるセル成型苗育苗システムの開発(16)
課題番号 15
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 生理生態・作型開発研
研究期間 完11~12
年度 2000
摘要 煩雑で、熟練した管理が必要とされる野菜類のセル成型苗育苗の省力化と苗品質の向上を図るため、エブ&フロー方式の育苗法をセル成型苗育苗に応用し、高品質セル成型苗の省力的な育苗システムを開発する。まず最初に、40枚のセルトレイが一度に育苗できるエブ&フロー方式のセル成型苗育苗装置を試作した。次ぎに、灌水頻度と液肥濃度について検討し、キャベツセル成型苗の場合、晴天日においても1日1回の灌水で十分であること、また、液肥は園試標準培養液の1/10濃度液を用い、育苗後期に1回、開始当初のレベルまで液肥濃度を高める追肥処理を行うことで、慣行の管理によって育苗されたセル成型苗と同等の品質を備えた苗が育苗できることが明らかになった。なお、1日1回の灌水管理では、梅雨期のように曇雨天日が続く場合には、エアープルーニングが十分に行われず、セルトレイの底穴から根が伸長し、生育揃いや根鉢形成が悪くなるが、灌水を育苗中に1回程度中断するか、または、セルトレイ間に10cm程度の間隔を開けて育苗ベッド上にセルトレイを配置することで、簡易に防止することができた。また、この育苗法は慣行の育苗に比べて、約半分の労働時間であり、極めて省力的であることを実証した。さらに、ホウレンソウのセル成型苗育苗にも適応可能であった。本研究成果は、研究報告に取りまとめるとともに、育苗現場への技術の普及を図る。
カテゴリ 育苗 キャベツ 省力化 ほうれんそう 水管理

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