| 課題名 | 個体変異を考慮した合成性フェロモン最適使用法の確立(129) |
|---|---|
| 課題番号 | 109 |
| 研究機関名 |
野菜・茶業試験場 |
| 研究分担 |
茶栽培・虫害研 農環研・昆虫行動研 金城学院大学 カワサキ機工(株) |
| 研究期間 | 完8~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 従来チャノコカクモンハマキ Adoxophyes sp. とされていたものの中に、性フェロモンの主成分比率が異なるものがおり、これがチャノコカクモンハマキA. honmai の同胞種ウスコカクモンハマキ A. dubia であること、地域個体群におけるアイソザイム多型やmtDNAのND5遺伝子領域における塩基配列の解析等から、両者が異なる遺伝的背景を有すること等を明らかにした。また交雑試験や各種の配偶者選択試験により、両者が別種に属すること、恒温飼育試験により、両種の発育零点や有効積算温度等が異なること等を明らかにした。さらに、チャノコカクモンハマキを用いたフェロモントラップの室内生物検定系を確立し、誘引虫の自動計数が可能なフェロモントラップ試作機を作成した。この試作機は、野外試験においても実用性が高かった。本研究により、これまで各地でチャノコカクモンハマキとして扱っていたものの中にウスコカクモンハマキが混在している可能性があること、両種が混在している場合発生のズレにより薬剤防除の効果が充分に上がらない可能性があること等が示唆された。今後、両種の生殖的隔離機構について検討するとともに、各地における両種の発生状況を把握する必要がある。また、自動計数フェロモントラップについては、トラップの改良と圃場による実証試験を更に続ける必要がある。 |
| カテゴリ | 病害虫 害虫 性フェロモン 茶 フェロモン 防除 薬剤 |