茶機能性成分における遺伝的変異の解明と高含有系統の作出(178)

課題名 茶機能性成分における遺伝的変異の解明と高含有系統の作出(178)
課題番号 156
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 茶栽培・暖地茶育研
研究期間 完8~17(12)
年度 2000
摘要 チャ新芽を嫌気処理すると、機能性成分であるγ-アミノ酪酸(以下GABA)が急増し、基質であるグルタミン酸(Glu)が減少する。そこで、場内に保存されている遺伝資源および来歴の明らかな保存系統を用いて、嫌気処理後のGABA含有量を測定し、高含有系統作出のための基礎データをとる。 嫌気処理前では、GABA含有量は多くでも0.02mg/gと少なかったが、処理後は2~6mg/gに増加した。一番茶では嫌気処理後のGlu減少量が同程度場合には、GABA増加量は中国種よりアッサム種の方が多かった。また、国内の遺伝資源643系統を調査した結果、嫌気処理後のGABA含有量は平均3.12mg/gで、最も多いのは京都府宇治市から導入された枕在145-5の5.81mg/gであった。一方、新潟県村上市から導入された10系統の平均は2.26mg/gと低かった。GABA高含有品種‘べにたちわせ’を片親にもつ子はもう一方の親のGABA含有量より多い傾向にあった。‘べにたちわせ’を含まない組み合わせにおいても、GABA増加量の多い品種を片親にもつ子はGABA増加量が多く、増加量の少ない品種を片親にもつ子は増加量が少ない傾向にあることが判った。 今後は、保存中のアッサム種の嫌気処理後のGABA含有量を調査するとともに、GABA高含有系統作出のための交配を12年度に実施したので、今後選抜を実施する。
カテゴリ 育種 遺伝資源 機能性成分 茶 低コスト 品種

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