暖地向き早生品種の育成(183)

課題名 暖地向き早生品種の育成(183)
課題番号 160
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 茶栽培・暖地茶育研
研究期間 完8~20(12)
年度 2000
摘要 暖地では早生品種の有利性が高いことから早生品種に対する茶栽培農家の要望が大きい。しかしながら,収量性および煎茶品質がともに優れる早生品種は極めて限られているために栽培形質の優れた早生品種を育成する。12年度に収量,煎茶品質の優れる枕崎19号を育成し,‘はるみどり’と命名して茶農林48号として登録した。また,9年度には高カテキン育種素材としてインド導入種の‘枕IND113’を‘MAKURA1号’と命名し,茶中間母本農3号として中間母本登録を行った。‘はるみどり’は種苗管理センターで増殖中であり,13年度から配布予定である。‘MAKURA1号’は高カテキン育種素材として高い能力を持っているが,耐寒性が弱いため耐寒性の強い日本在来種との交配を行った結果,その後代から耐寒性の強い高カテキン系統を選抜した。本系統は系適試験地で他の栽培特性を検定した後,種苗登録を行う予定である。永年生木本作物は寿命が長いため品種更新の進み方が遅く,新品種の普及が遅れる。このため今後‘はるみどり’の品種特性の宣伝を行って適地への導入を積極的に推進する。
カテゴリ 育種 新品種 耐寒性 低コスト 品種

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