技術相談問答に関する事例ベースの構築手法の開発(203)

課題名 技術相談問答に関する事例ベースの構築手法の開発(203)
課題番号 182
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 企連・研技情報官
研究期間 完9~14(12)
年度 2000
摘要 技術相談は受けた質問と最終的な回答を記録すれば次回の質問には即座に対応できるが、あらゆる質問に即答することは個人レベルでは困難である。このため、これら一連の作業をコンピュータと情報提供者を利用することによって迅速に情報蓄積する増殖型データベースシステムを構築する。12年度(11月現在)は延べ456件の新情報が蓄積できた。質問者は東京のマスコミ関係者が多かったが、電子メールによる質問が11年度の158件から311件へ増加し、消費者や農家の占める割合が高くなった。回答は野菜・茶業試験場の職員が多かったが、外部の情報提供者も延べ83人を数えた。回答に最も時間を費やす情報入手作業は電子メールによって大幅に軽労化できることが分かった。今後は、さらに効率化を図るため、より多くの情報提供者を確保すべきである。野菜・花・茶に関する技術相談問答(Q&A)は4年半で約1600件を収録した。すべてに回答しているため、他のQ&A機関からの問い合わせも増えた。電子メールの増加によって件数は3倍となり、難問は分野別の情報提供者にメール転送するだけで新情報が得られるため、回答の煩雑さからは大幅に解放された。最高の情報提供者を揃えた本システムは質問者に回答するだけでなく、その内容は画期的な生産手法の開発や新たな研究シーズの創出などに利用できる。なお、本研究は新たに「協調システム」で開始する。
カテゴリ 軽労化 データベース 低コスト

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