課題名 | 2倍体種なしスイカの作出技術の開発(246) |
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課題番号 | 216 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場 |
研究分担 |
久留米・ウリ研 久留米・栄養研 |
研究期間 | 完10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 軟X線を用いた種なしスイカの作出方法を開発した。新しい種なしスイカは、開花当日の雄花または葯に800Gyの軟X線を照射し,その花粉を当日開花した雌花に人工授粉し、着果させることによって得ることができる。種なし果実は普通スイカ果実と同様に肥大・成熟し、果実の形状、果肉色及び果皮の厚さは普通スイカのそれと同程度であり、糖度は普通スイカよりもやや高い傾向がある。果実中にしいなが残るが、正常種子は全く見られない。次ぎに,大量な処理花粉が必要となる実際栽培を想定し,X線処理した雄花あるいは花粉の保存法を開発した。午前10時頃に開花当日の雄花を採集し、底の広い容器に雄花の10~20倍重のシリカゲルを同封し、5℃条件で保存することにより、20日間程度は高い花粉発芽力を維持した雄花を保存できる。花粉を保存する場合には、酢酸エチルを用いることにより,3カ月後でも着果に必要な花粉発芽率を維持させることができる。 |
カテゴリ | 育種 加工適性 高品質生産技術 すいか 品種 |