茶樹における病害及び傷害ストレス反応とその情報伝達機構の解析(336)

課題名 茶樹における病害及び傷害ストレス反応とその情報伝達機構の解析(336)
課題番号 293
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 茶栽培・作業技術研
東京医科歯科大学
研究期間 完9~12
年度 2000
摘要 茶樹に対する病害及び傷害ストレス反応とその情報伝達機構について主に生化学的・分子生物学的手法を用いて解析し、栽培管理技術としてのストレス抵抗性誘導法の開発への応用を試みた。チャの傷害誘導性蛋白質を6種類見出し、このうち、プロテイナーゼインヒビター、フェニルアラニンアンモニアリアーゼおよびキチナーゼは傷害葉のみならず、傷害葉近傍の無傷葉でも活性化することを明らかにし、チャの全身的な傷害応答を確認した。また、ディファレンシャルディスプレー法により8種類の病傷害誘導性遺伝子がクローニングされた。またチャの病害抵抗性関連蛋白質を調査し、病害抵抗性への関与を明らかにした。さらに、チャ葉へのジャスモン酸メチル処理により、茶葉中のカテキン類およびカフェイン含量が増加し、傷害誘導性酵素の活性化が誘導された。今後は、これらの知見を用いた耐病性育種の実施や栽培技術の改良が必要である。
カテゴリ 育種 栽培技術 抵抗性 病害抵抗性

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