形態形成からみた種苗の放流方法の開発(21)

課題名 形態形成からみた種苗の放流方法の開発(21)
課題番号 16
研究機関名 瀬戸内海区水産研究所
研究分担 海区水産業・培養研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 12年度はクロダイ天然魚と種苗生産機関において大型水槽で飼育された稚魚について鼻孔隔皮欠損症の発生状況を検討した。天然稚魚100個体について観察したところ、欠損症は全く認められなかった。種苗生産機関Aで飼育した64個体についても欠損症は認められなかった。しかし、種苗生産機関Bで飼育した100個体を観察したところ、24個体に欠損症が認められた。このうち、18個体は片側欠損症で6個体が両側欠損症であった。11年度の観察結果と合わせると、飼育群の3例中1例について鼻孔隔皮欠損症が認められた。発現の頻度はマダイに比べてかなり低く、種苗放流の際の自然標識としての利用価値は低いと考えられる。この他に、天然マダイ仔稚魚の鼻孔隔皮形成過程を明らかにした。
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