低次生産生物に対するヘテロシグマ赤潮殺滅ウイルス(HaV)の影響に関する研究(52)

課題名 低次生産生物に対するヘテロシグマ赤潮殺滅ウイルス(HaV)の影響に関する研究(52)
課題番号 41
研究機関名 瀬戸内海区水産研究所
研究分担 赤潮環境・赤生研
赤潮環境・有毒研
瀬戸内環境・浅海研
瀬戸内環境・藻場研
研究期間 単12
年度 2000
摘要 Heterosigma akashiwo赤潮の防除を目的としたHaVの生物農薬的応用の可能性を検討する上で,HaVの宿主以外に対する影響を客観的に評価し,安全性を確認する必要がある。本課題では,主要な低次生産生物に対してHaVが与える影響を調べた。その結果,HaV接種によるアコヤガイ,アサリ,マガキ等有用二枚貝の濾過速度(摂食活性)に対する顕著な影響は認められなかった。また,アカモク,ワカメ,カバノリ,アナアオサ等海藻類の増殖および形態に対する影響ならびに小型甲殻類アルテミアの孵化率への影響も認められなかった。これらの結果はいずれも,HaVの安全性を部分的に立証するものであると考えられた。今後の課題としては,より広範な沿岸性低次生産生物ならびに大型生物に対するHaVの影響を解明し,HaVの安全性をさらに確認する必要がある。なお,本課題の成果は,農林水産新産業技術開発事業「天敵ウイルス製剤による有害赤潮の高度選択的防除技術の開発」に受け渡され,HaVの安全性を検討するためのデータとして活用される。
カテゴリ 病害虫 農薬 防除

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