| 課題名 | 海産魚における性転換機構の解明(58) |
|---|---|
| 課題番号 | 45 |
| 研究機関名 |
瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究分担 |
環境保全・影響研 環境保全・水質研 環境保全・(部長) |
| 研究期間 | 完10~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 海産魚であるマミチョグ(Fundulus heteroclitus)および生活史の短いジャワメダカ(Oryzias javanicus)を用いて,孵化率,性比,生殖腺指数(以下GSI),生殖腺組織像,ビテロジェニン(以下Vg)誘導を指標とし,内分泌かく乱物質であるノニルフェノール(以下NP)の濃度とその影響との関係を把握して,内分泌かく乱物質の海産魚に及ぼす影響を検討した。その結果, 146,24.2および9.05ppbのNP暴露濃度区において,孵化仔魚の腹水中にVgが検出され,Vgを指標にすると影響は9.05ppbで認められることが明らかとなった。マミチョグ成魚では,293ppbで精巣GSIの有意な低下が認められた。一方,ジャワメダカ第二世代までの暴露試験では,50ppbのNP暴露で,第二世代の孵化仔魚が雌化する傾向が認められた。これらの成果から、NPの影響はVgを指標とすることにより鋭敏に検出できることを確認し,魚類の生殖への影響は10ppb以下の低濃度で引き起こされることを明らかにした。また,マミチョグおよびジャワメダカを用いる内分泌かく乱物質の魚類での影響評価手法を確立し,今後の沿岸域における影響実態評価の研究に資することができる。 |
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