九州南西海域および黒潮周辺域における海況の季節特性の解明(1)

課題名 九州南西海域および黒潮周辺域における海況の季節特性の解明(1)
課題番号 1
研究機関名 西海区水産研究所
研究分担 海洋環境・海動態研
石垣・海洋環境研
研究期間 完7~9~12
年度 2000
摘要 各県等関係各機関から得られた資料を用いて海況の長期変動傾向及び季節特性を解析した。6年間の成果として次のことが明らかとなった。■10年には大陸棚域、対馬暖流域、黒潮域において、過去に高水温となった昭和63年を上回る+1℃台の偏差を記録した。■8、12、13年の大陸棚北部を除き、昭和63年以降冬季には水温が高めとなることが多い。■沖縄北西方の黒潮流量は、近年は5年程度の変動を示していたが、3年から9年にかけては2年弱程度の変動となった。■10年の九州西岸から山口県にかけての海域では、通常とは異なる低塩分化が観測された。この現象は長江など中国大陸からの淡水流入に起因していると推察され、極めて特異的な現象であった。この他、データ管理・解析をHP-DOSから汎用性の高いWin95/98へ変更した。Win95/98版の水平・鉛直分布と時系列作図ソフト、データ補間ソフトを開発し関係各県に配布した。HP-DOSで収集されたNeilBrown-CTDデータをアスキー形式に変換するソフトを開発し、関係県で所有しているデータの変換を行った。本研究課題で得られた成果は、西海ブロック海況予測の基礎的知見として活用される。今後の問題として、予算削減により各県のモニタリング体制が縮小傾向にあり、的確な海況把握が困難な情勢になりつつあることが挙げられる。
カテゴリ データ管理 モニタリング

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