集落営農組織の再編方向の解明(8)

課題名 集落営農組織の再編方向の解明(8)
課題番号 4
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 総合研究・経営管理研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 水田農業の生産性向上に寄与してきた集落営農の今後の展開を解明するため、北東北平坦水田地帯に属するA集落営農と、同一地域内のB集落営農の比較分析を行った。A集落営農は、共同化による費用節減および稲作所得増大、土地利用秩序の高度化などの達成が高く評価されてきた。しかし平等原理を基礎とするため、担い手が育ちにくく、高収益性の転作の導入などの必要性が指摘されてきた。しかしその後も、平等原理維持のために、消極的な担い手育成方針しか持たなかった。その結果、上層農家が恒常的勤務の兼業農家へと転化し担い手が消失した。他方B集落営農は、世代交代の促進、上層農家が集約作物を導入するための転作田利用の個別化などの対応により、上層農家は専業的担い手として残存した。以上のことから、(1)集落営農組織は、主体的な対応により、担い手育成の可能性を持つ、(2)長期的担い手確保のために、上層農家の育成が重要である、(3)組織内の合意形成が課題である、の3点が指摘できる。以上の成果は、関連学会誌に公表した。担い手の少ない地域における集落営農の再編方向については不明なため、別途検討する必要がある。
カテゴリ シカ 水田

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