課題名 | 二酸化炭素の濃度上昇がアジアのコメ生産性に及ぼす影響のモデル化 |
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課題番号 | 2001000807 |
研究機関名 |
独立行政法人農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 地球環境部 気象研究グループ 生態系影響ユニット 農業環境技術研究所 地球環境部 食料生産予測ユニット |
研究期間 | 新規2001~2005 |
年度 | 2001 |
摘要 | 既存と新開発中のイネ生長プロセスモデルを用いて、開放系大気CO2増加実験における水稲の生長をシミュレートし、観測結果と比べた結果、既存モデルの問題点と改良方向が明らかになった。水利用について、個葉の蒸散特性と葉位・大気飽差等との関係を熱収支解析した結果、生育期間全体の群落蒸発散量はCO2増加で約5%減少すると推定された。次に、中国におけるオゾン大気汚染がコメ収量に及ぼす影響を評価したところ、オゾン濃度の推定とイネ減収率の推定にそれぞれ用いたモデルにより結果は異なったが、オゾンは現在でも中国のコメ生産を減少させており、将来さらに影響が強まると予想された。 |
カテゴリ | 水稲 |