課題名 |
中国淡水魚体及び加工残滓からの魚粉作製と栄養成分の解析(441) |
課題番号 |
2002003063 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 水産部
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2002 |
摘要 |
・ハクレン魚油は高度不飽和脂肪酸に富み、養魚飼料への添加により淡水魚の成長を促進し、可食部の脂肪酸組成は栄養的に好ましくなった。ハクレン魚粉のペプシンによるタンパク質の消化率は市販魚粉と同等であった。また、同魚粉はタウリン、ヒスチジン、グリシンなどの遊離アミノ酸に富み、摂餌誘引効果が示唆された。ハクレンミンチ肉は分離大豆タンパクや活性グルテン等の混合で優れたゲル特性を持った食品素材として利用でき、TG-aseは結合性を改善し、サイクロデキストリンは土臭さの低減した。練り製品の官能評価に用いる中国語のテクスチャー用語を収集した。 ・養殖甲殻類から、腸炎ビブリオ、ブルニフィカス菌が検出された。 ・ハクレンは高度不飽和酸に富むため、保存中の酸化進行が速く、加工製品の保存には留意が必要である。以上、計画外の成果も蓄積され、順調に計画が達成された。
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カテゴリ |
加工
大豆
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