課題名 | カドミウム吸収能の低いイネ・ダイズ品種の検索 |
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課題番号 | 2002002816 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 重金属研究グループ 土壌生化学ユニット |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2002 |
摘要 | Cd汚染土壌、及び非汚染土壌でわが国の代表的なダイズ品種・系統を栽培し、子実Cd濃度の低い数品種を見出した。子実Cd濃度の低い品種は、根の細胞壁にCdを蓄積し、地上部への移行を妨げていたが、高い品種はこのような蓄積機構を持たず、Cdをそのまま地上部へ移行させていた(図8)。これら品種の遺伝的系統から判断して、根のCd蓄積能は遺伝的形質であることを確認した(主要成果 9)。この事実は、根のCd蓄積に関与する遺伝子の存在を示唆し、Cd低吸収品種の作出に役立つ。一方、陸稲、ダイズ等の栽培に伴い土壌からCdが流出したが、その流出量は黒ボク土、沖積土等の土壌タイプで大きく異なると共に作物種間でも差があった。 |
カテゴリ | 遺伝的形質 大豆 品種 |