課題名 |
新規資材による生体防御機能等の活性化機構の解明 |
課題番号 |
2002002824 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所
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研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 有機化学物質研究グループ 農薬影響軽減ユニット
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2002 |
摘要 |
含窒素抵抗性誘導化合物アシベンゾラルSメチル(ASM)やDF-391と耐病性品種との、発病抑制における併用効果をキュウリで確認した。また、ASMの炭疽病に対する全身抵抗性の誘導過程で、キュウリのスーパーオキシドアニオンの生成量やカタラーゼの活性が増大すること、さらに、黒星病抵抗性の誘導過程では、ナシのPGIPやLRPK(leucine-rich repeat receptor-like protein kinase)などの遺伝子の転写活性が増大すること、フェニルアラニンアンモニアリアーゼやキチナーゼ等酵素の活性、生成量が増大することを明らかにし、資材の病害抵抗性誘導における関連遺伝子及び酵素の機能が解明された。これらの成果は、環境中の生物に影響の少ない、新規作用点を持つ農薬開発に有効な基礎的知見を与える。
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カテゴリ |
病害虫
きゅうり
黒星病
耐病性品種
炭疽病
抵抗性
農薬
病害抵抗性
評価法
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