遺伝子導入カイコの周年・安定生産システムの構築

課題名 遺伝子導入カイコの周年・安定生産システムの構築
課題番号 2002002768
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 動物生命科学研究部門 昆虫生産工学研究グループ 増殖システム研究チーム
農業生物資源研究所 動物生命科学研究部門 昆虫新素材開発研究グループ 素材開発研究チーム
研究期間 継続2001~2002
年度 2002
摘要 カイコ幼虫の大量連続凍結を可能とするため、低温水槽とコンベア装置等から構成される連続凍結装置を構築した。試作装置の運転機能の検証の結果、低水温を安定して維持でき、かつコンベア速度も凍結に必要な値に調整可能であり、カイコ幼虫の大量連続凍結の可能性を得た。さらに、画像処理システムの導入により、カイコ群及び個体の位置情報(X、Y座標)の計測とパソコンによるその計測情報の処理実行を可能とする技術が得られ、ロボットアームの自立運転の可能性が示唆された。カイコ幼虫へのウイルス感染法について、ニッコーマイシンZおよびポリオキシン水和剤を用いて、核多角体ウィルス(BmNPV)多角体の感染促進法およびBmNPV出芽型粒子の経口感染法を開発した。ホルモンで誘導したカイコ永続幼虫ならびに蛹を用いての有用物質生産の有効性について、体液タンパク質の生化学的特性から検討した。 さらに、カイコ永続幼虫は、有用物質精製上支障となる30kDa貯蔵タンパク質の生成が抑えられること、採取可能な体液量も多いことなどから、効率的な有用物質生産に利用できる可能性が示唆された。
カテゴリ カイコ 画像処理 ロボットアーム

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