微生物の生物間相互作用に関わる遺伝子の解析

課題名 微生物の生物間相互作用に関わる遺伝子の解析
課題番号 2002002786
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 基盤研究部門 遺伝資源研究グループ 多様性評価研究チーム
研究期間 継続2001~2002
年度 2002
摘要 イネいもち病菌の3量体Gタンパク質ベータサブユニット(MGB1)破壊株では胞子形成能の低下、誘導条件下(疎水条件)での付着器形成欠損、cAMP添加による異常形態の付着器形成誘導、植物への感染能の欠損が観察された。mgb1変異株と多コピー導入株の解析結果から、いもち病菌ではMgb1によりアデニル酸シクラーゼが制御を受けており、細胞内cAMP濃度変化を介した付着器形成・胞子形成の制御が行われていることが示唆された。また、非病原性遺伝子AvrPitの解析のための後代系統を590まで増やしイネ品種K59に対する病原性検定およびAFLPマーカーのタイピングを行い、密接に連鎖する7個のAFLPマーカーを得た。またマーカーバンドを形質転換しクローン化した。酵母キラータンパク質(KlKP)を作用させるとただちに、感受性酵母細胞内にカルシウムが流入することを、レポーターアッセイ、カルシウム発光タンパク質発現細胞での解析および、放射性カルシウムの取り込み測定で明らかにした。また、KlKP感受性がクロマチンの構造変化と密接に関与することを見いだした。一方、微生物のグルコース脱水素酵素を利用した酵素電池について実験回路を構築したところ、起電力が得られることがわかった。
カテゴリ いもち病 品種

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