課題名 |
農牧輪換システム等に適したイネ科牧草等の生理生態学的特性の解明・評価 |
課題番号 |
2003004264 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 畜産草地部
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協力分担関係 |
ブラジル農牧公社肉牛研究センター
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2003 |
摘要 |
更新しない熱帯草地ではアリ塚が多くなり、アリ塚周囲では土壌の窒素含有率が高く、牧草も高栄養・高生産を示し、放牧牛の採食頻度も高く、土―草―家畜間の物質循環速度が高い特異地点になっていることを明らかにした。この結果は、今後の熱帯草地の持続的草地管理技術を開発する上で有効な知見となる。窒素固定細菌の系統解析では、16S rRNA遺伝子と窒素固定遺伝子nifHの塩基配列は系統関係で一致し、培養によらない窒素固定細菌の検出が可能になった。さらに、イネへの試験管内での接種法が開発され、窒素固定菌の系統別組織内定着性の解明に繋がることが期待できる。Brachiaria humidicolaを含めた6種類のイネ科牧草の硝化抑制能とアンモニア施用の有無との関係を見ると、Brachiaria属のイネ科牧草はいずれもアンモニア施用により根滲出物の硝化抑制活性は上昇し、根圏のアンモニアが活性を誘導していることが示唆された。
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カテゴリ |
管理技術
とうもろこし
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