課題名 |
マレイシア等におけるカバーフォレストを活用した農林複合技術の開発 |
課題番号 |
2003004289 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 林業部
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協力分担関係 |
サバ森林研究センター(FRC)(マレイシア)
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2003 |
摘要 |
新たに果樹の被陰試験地を設置し、マンゴー等9種の苗木、各60本を植栽して試験を開始した。果樹を含む14種の林内植栽試験では、植栽後約8ヶ月間の枯損率、先枯れ率ともに間伐林が皆伐林に比べて低く、初期成育段階での保護樹の効果は明らかで、特に混交林造成の主要樹種であるフタバガキ科等の耐陰性の強い稚樹は、適度に被陰されたカバーフォレストの下で初期生育が最適となった。日本産とマレイシア産の果菜類8品目を被陰条件下で栽培した結果、オクラとキュウリが減収となり、トマトは花芽形成するものの、開花まで至らないことがわかった。鋸屑を培地基材としたヒラタケ栽培にはゴム、アカシア、ララン、プルポックが培地に使用できること、培地への消石灰添加が熱帯では有効であること、林内環境下でも簡易な施設でキノコ栽培が可能なことなどを明らかにした。なお、植栽した果樹が雨季に滞水し枯死したため、試験地を再設定した。そのため年度計画に遅れが生じた。
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カテゴリ |
オクラ
きゅうり
トマト
マンゴー
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