課題名 |
サトウキビ等栽培環境における施肥窒素等の有効利用技術の開発と土砂・養分の動態解明 |
課題番号 |
2003004298 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 沖縄支所
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2003 |
摘要 |
サトウキビの春植え栽培においては、慣行栽培の追加窒素分を肥効調節型肥料で施用すると、窒素施肥量を4割節減しても可製糖量は減収しないことが明らかになった。また、肥料の利用効率が高くなり、未利用分が著しく慣行より少なくなることが明らかになった。6月と10月に植えた延べ16種の作物の中では、両月とも、フウキマメが雑草との競合に勝ちもっとも早く土壌面を被覆した。また、フウキマメの継続作付圃場では、透水性を抑制する土壌クラストが形成されず、土壌動物由来の微起伏と管状孔隙が多く分布して、降水の表面流出を抑制する効果があると考えられた。以上からフウキマメをカバークロップとして選定し、傾斜枠圃場で本試験(カバークロップと不耕起栽培の組み合わせ試験)を開始した。トウモロコシでは地中灌水の方が地表灌水に比べ単位灌水量あたりの乾物生産量が高く,乾物生産量も灌水量低下の影響を受けにくい傾向にあった。クラスター分析などの数理統計的手法を用いて、亜熱帯島嶼における平水時の地下水水質を類型化し、地域特性を明らかにした。また、計画には記載しなかったが、亜熱帯島嶼と黄河流域やブラジルセラードの潅漑水質を比較して石垣島の河川水と地下水は良質の灌漑水であることが分かった。
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カテゴリ |
肥料
病害虫
亜熱帯
雑草
さとうきび
施肥
とうもろこし
ふう
不耕起栽培
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