課題名 |
リンゴ寄生ハダニ類に対する土着天敵類の探索及び生態特性の解明 |
課題番号 |
2003003811 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構
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研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 果樹研究所 リンゴ研究部 虫害研究室
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研究期間 |
新規2003~2003 |
年度 |
2003 |
摘要 |
ナミハダニの有力天敵であるミヤコカブリダニのリンゴへの定着要因を解明するため、葉片を用いた放飼実験を行ったところ、ハダニ密度が高く、カブリダニ密度が低い場合にカブリダニの定着率は高いが、ハダニ根絶までの期間は長くなった。一方、カブリダニ密度が高いと定着率は低いもののハダニ根絶までの期間が短くなる場合があった。また、インゲンマメで累代飼育したミヤコカブリダニをリンゴ葉片に放飼しても定着率が低下することはなく、植物に由来する要因の影響はないことが判明した。網室内で鉢植えリンゴ苗を用いて行ったミヤコカブリダニの放飼実験では、ハダニの低密度条件での定着率が低く、放飼に最適なハダニ密度は薬剤防除時の要防除水準よりも高くなることを確認した。
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カテゴリ |
病害虫
いんげんまめ
害虫
環境負荷低減
土着天敵
防除
薬剤
りんご
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