高泌乳牛におけるソマトトロピン軸及びインスリン抵抗性等の特性解明

• 課題番号: 2003003861
• 研究機関名: 農業・生物系特定産業技術研究機構
• 研究分担: 農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所 家畜生理栄養部 代謝内分泌研究室
• 協力分担関係: 家畜改良センター
• 研究期間: 新規2003～2003
• 年度: 2003
• 摘要: クローン牛を用いた実験により、高泌乳牛ほどインスリン抵抗性が高いことを明らかにした。泌乳牛のインスリン抵抗性に関与するレジスチンのmRNA全長をRACE法により解読し、脂肪組織におけるレジスチンmRNA発現量が黒毛和種に比べてホルスタイン種で高いレベルであることを示した。また、グレリンの分泌動態を検討し、血漿濃度は乾乳期に比べて泌乳期に高いこと、乳牛へのグレリン注入による成長ホルモン分泌反応が泌乳前期に大きいこと、泌乳ヤギへのグレリン注入により乳腺血流量の増加と泌乳量の増加傾向を認めた。これらから、グレリンが泌乳制御に重要な役割を果たしていると推察した。
• カテゴリ: 管理技術 抵抗性 乳牛 山羊