課題名 | ムギダニとそれに寄生するNeozygites sp. との相互関係の解明 |
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課題番号 | 2003003893 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 |
研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所 飼料生産管理部 害虫管理研究室 |
研究期間 | 新規2003~2003 |
年度 | 2003 |
摘要 | ムギダニに対する低温の影響について、休眠覚醒後の卵は、18℃以下の温度で孵化するが、15℃の方が孵化率は明らかに高いことを明らかにした。ムギダニの寄生菌Neozygites sp. の休眠胞子は、温度が高いほど早く休眠から覚醒し、また、発芽した休眠胞子の数も多かった。休眠覚醒後の温度の影響として、発芽は18℃で可能であり、発芽率は15℃で良好であり、日長は休眠卵の発芽に影響しないことを明らかにした。これらのことから、ムギダニ休眠卵の孵化条件と、その寄生菌Neozygites sp.の休眠胞子の発芽条件は極めて良く同調し、本寄生菌がムギダニに寄主特異的であることから、天敵利用によるムギダニの防除手段となりうることを見出した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 飼料作物 低コスト 天敵利用 防除 |