| 課題名 | ハモグリバエ等に対する導入寄生蜂等が非標的昆虫に及ぼす影響の評価 |
|---|---|
| 課題番号 | 2003004074 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
| 研究分担 |
農業環境技術研究所 生物環境安全部 導入昆虫影響U |
| 協力分担関係 |
中央農研 沖縄農試 |
| 研究期間 | 継続2001~2005 |
| 年度 | 2003 |
| 摘要 | ハモグリバエ等の天敵として導入された寄生蜂が、土着寄生蜂等の天敵に及ぼす影響を評価する上で特に重要と考えられる交雑性や競争関係について調査・研究を行った。これらの調査に必要な導入寄生蜂と土着寄生蜂を区別するため、昨年度に開発したDNAマーカーを用いて、クリタマバチに対して導入された寄生蜂と土着寄生蜂の幼虫の調査を野外個体群によって行った。その結果、両寄生蜂が交雑してできた幼虫がごく僅かにしか検出されなかった。このことから、両寄生蜂が一部交尾し雑種個体を産卵しているが、成虫まで発育できる個体はほとんどないことが明らかとなった。また、この結果から、土着寄生蜂の減少の原因が、両寄生蜂の交雑による影響である可能性は低いと考えられた。ナモグリバエの土着寄生蜂の生存日数に及ぼす影響を交尾の有無、雌雄差及び餌(蜂蜜溶液)摂取の有無を基に調査したところ、餌の有無が生存に重要であり、これは近縁の導入寄生蜂ハモグリコマユバチと同様であることが分かった。今年度、研究対象とした天敵に関する知見の限りでは、導入種が土着種に及ぼす影響は交雑性や競争関係の観点からはほとんどないと考えられた。(主要な査読論文)Mochizuki et al., BioControl, 48, 207-221 (2003) |
| カテゴリ | くり DNAマーカー |