| 課題名 | スルホニルウレア系水田除草剤施用が水田周辺の植物群落の種多様性に及ぼす影響 |
|---|---|
| 課題番号 | 2003004079 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
| 研究分担 |
農業環境技術研究所 生物環境安全部 植生生態U |
| 協力分担関係 |
筑波大 祥明大(韓国) 茨城県自然博物館 |
| 研究期間 | 継続2001~2005 |
| 年度 | 2003 |
| 摘要 | 絶滅危惧水生シダ植物のスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に対する半数致死濃度(LC50)の測定には、正確な死亡判定法を確立する必要がある。SU剤に1週間暴露後、種々の回復期間を設けて再生の有無を測定する回復試験を行った結果、暴露後12日間の回復期間を設け、その間に再生しない個体を死亡とする方法が有効であることが明らかになった。また、暴露試験に供試する種々の水生植物が正常に生育する水耕栽培条件を特定するとともに、水耕条件下におけるSU剤の暴露処理濃度の変動を制御することによって、水耕による室内試験法を確立した。これらによって、水生植物のLC50と半量生育濃度(EC50)の推定が可能となった。タコノアシでは、SU剤の一種であるベンスルフロンメチルのLC50は4.5μg/L、幼根伸長を測度としたEC50は0.57μg/Lであると推定された。また、サンショウモでは、LC50は3.1μg/L、乾物生長を測度としたEC50は0.14μg/Lであると推定されたが、スブタについては発芽不良のため推定できなかった。ここで得られたベンスルフロンメチルのEC50は、実測値と文献値から推定した水田地帯の河川水中におけるその最高濃度(1~2μg/L)より低かった。一方、SU剤抵抗性雑草のイヌホタルイの遺伝子様式を解明して、遺伝子拡散モデルを構築し、それに基づく数値実験結果が日本における蔓延実態とよく整合することを示した(主要成果17)。(主要な査読論文)池田ら,植生学会誌,20(2),1-16 (2003) |
| カテゴリ | 病害虫 雑草 さんしょう 除草剤 水田 水耕栽培 抵抗性 発芽不良 |