フィリピン、タイ等における環境向上機能を利用した増養殖技術の開発

課題名 フィリピン、タイ等における環境向上機能を利用した増養殖技術の開発
課題番号 2004005425
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 国際農林水産業研究センター 水産部
協力分担関係 カセサート大学(タイ)
研究期間 継続2001~2005
年度 2004
摘要 エビ養殖の環境浄化モデル実験の実験池で見られた主な底生生物は、総種数は28 種にのぼり、ゴカイや微小貝類では最大密度は10,000/m2を超えることがあることを明らかにした。エビ養殖池では実験期間中に特にゴカイ類や微小貝類が減少し、底質の悪化およびウシエビの捕食による個体群の減少の可能性が示唆された。持続的養殖生産システムの研究では、海藻とエビの複合養殖を試みた。海藻とエビ混養区の溶存窒素量および溶存燐量、濁度の測定の結果、海藻類は安定的にエビ池の水質の浄化に貢献することが分かった。鰓および眼柄に付着している生菌数、肝膵臓重量比について分析し、海藻がエビの健康維持に有効であることを明らかにした。これらが飼育環境を評価する生化学的指標となり得ることが期待できた。熱帯性魚類の仔稚魚の生産技術を改善することを目的とし、シオミズツボワムシ(生物初期餌料)のアラキドン酸強化について調べた。アラキドン酸添加親魚飼料とゴマアイゴの産卵成績の関係を調べた。アラキドン酸、EPA およびDHA の相互の比を考慮すると、CS(カルチャーセルコ)で培養した後DHAPS+5%アラキドン酸にて培養したワムシの必須脂肪酸バランスが最も優れていると考えられた。ゴマアイゴ親魚へのアラキドン酸添加飼料は卵稚仔の質の改善に有効であるものの、アラキドン酸を1.5%加えた飼料を給餌した親魚は産卵するが、卵のふ化率は0%で、アラキドン酸の過剰投与の可能性があった。こうした成果を基に、適正添加、高品質餌料開発が期待される。
カテゴリ ごま

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