ミカンキジラミ等及びそれらの天敵生物の生理生態的特性の解明

課題名 ミカンキジラミ等及びそれらの天敵生物の生理生態的特性の解明
課題番号 2004005450
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 国際農林水産業研究センター 沖縄支所
研究期間 継続2001~2005
年度 2004
摘要 今年度からベトナムにおいてカンキツグリーニング病防除プロジェクトを開始し、現地における研究態勢の整備と研究開始に向けた準備を進めた。蛍光顔料粉末を用いてミカンキジラミを標識し、標識直後の個体の飛翔行動は非標識虫と比べ抑制されるが、6時間後には非標識虫と差がなくなること、虫体表面の蛍光顔料粉末が表面積の30%以上あれば肉眼で容易に識別できること、野外条件下(降雨あり)で放飼20 日後に標識個体数の30%程度の個体が肉眼で確認できた。また、走光性についても日中と夜の活動の日周リズムと密接に関係があることを明らかにした。天敵の関係では、支所内のゲッキツ圃場で昨年度と同様テントウムシ類の個体数増加によりミカンキジラミ若虫数が減少することを確認し、新たにカツオブシムシの一種を天敵として見いだした。ベトナム南部におけるカンキツグリーニング病発生実態の調査から、薬剤の高頻度施用により本病害の発生が有効に制御されていることが示唆されたが、農家が利用できる他の有効な防除手段はまだないことが分かった。
カテゴリ 病害虫 亜熱帯 害虫 防除 薬剤 その他のかんきつ

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