課題名 |
熱帯・亜熱帯島嶼の気象・土壌等に関わる生産不安定化要因の解明と節水栽培等対策技術の開発 |
課題番号 |
2004005452 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 沖縄支所
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
密閉箱を連結して土壌酸素濃度の勾配を作出する装置を作製し、サトウキビの光合成は土壌酸素の減少に従って低下することを明らかにした。トマトのドリップ灌水によって灌水時刻と生育との関係を解析し、収量は16~20 時の灌水で多く、4~8時の灌水で少なく、16~20 時に灌水すると午前中の吸水が多いことが分かった。下層土貯留水の挙動については1月~2月に東北タイにおける圃場試験で実施する予定である。パパイヤ養液土耕栽培の汎用化技術の開発では、パパイヤは個体差が大きいため、約200 個体のパパイヤを対象に、開花日、開花速度、開花から収穫までの日数、日収量、日収穫果数、果重、果柄長、節間長、糖度の年変化を果実単位にデータベース化し、収量特性解析の準備を整えた。サトウキビ収穫後の地中に残存する点滴チューブの堀上巻取回収機を試作開発した。これによって、点滴チューブの回収、再利用が可能となり、地中点滴灌水チューブの機械回収システムを確立できた。また、春植、株出栽培における節水栽培技術として地中点滴灌漑の利用が可能になった。
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カテゴリ |
亜熱帯
栽培技術
さとうきび
データベース
トマト
パパイヤ
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