課題名 |
サトウキビ等栽培環境における施肥窒素等の有効利用技術の開発と土砂・養分の動態解明 |
課題番号 |
2004005453 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 沖縄支所
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
灌水深度が植物体の根の活性に及ぼす影響調査の中で、乾物生産速度を指標として根量と比較し,根の活性の重要性と根のTTC 還元能の高い位置と養水分供給位置との関係を明らかにした。地中灌水すると地表灌水に比べて根の活性が生育後半で高いことが分かった。また、水分分布の経時的変化の調査を行い、土壌水分減少量の分布と根あるいは根のTTC 還元能の分布に相関が見られないことを明らかにした。傾斜枠圃場を利用した試験で、フウキマメ(ムクナビーン)をカバークロップとして用いた不耕起栽培が降雨の表面流出と土壌侵食量を低減し、作物増収効果などの多くの長所を有する作付け体系であることを示した。石垣島の地下水の硝酸汚染は宮古島ほど切実でないことを明らかにした。ダムの入り口と出口で河川水のシリカ(ケイ素)濃度を測定した結果、ダムによる滞留時間の延長によって濃度が大きく低下することを明らかにし、汽水域へのケイ素供給の低下によってその水質浄化能の低下が懸念される問題を提起した。
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カテゴリ |
亜熱帯
さとうきび
施肥
ふう
不耕起栽培
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