地理的環境を利用した稲及び麦類の世代促進における出穂特性等の変異固定技術の開発

課題名 地理的環境を利用した稲及び麦類の世代促進における出穂特性等の変異固定技術の開発
課題番号 2004005454
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 国際農林水産業研究センター 沖縄支所
協力分担関係 北農研畑作研究麦育種研
研究期間 継続2001~2005
年度 2004
摘要 稲では、2 作2 期世代促進栽培において穂いもちが安定して発病する条件を検討した。8 月中旬に播種し、追肥を5 回行うことにより、抵抗性弱から強の品種で対照区より1 段階から2 段階程度多い発病を確認した。また、いくつかの品種では稔実率が対照区より有意に低くなっていた。今年度は台風の影響により調査できた品種数が少なくなったため、来年度に確認が必要である。268 集団の世代促進栽培を実施した。「あきさやか」といもち病真正抵抗性遺伝子のBC1F1 系統とF1 個体を育成した。沖縄支所内で2 作1 期に穂いもち発病条件下で栽培した雑種集団内の後代で、穂いもち圃場抵抗性弱個体の割合が減少することを確認した。小麦では、低温要求性遺伝子Vrn-A1、Vrn-B1、Vrn-D1、Vrn-D5の準同質遺伝子系統を作出するため選抜(B5F3-B5F4 世代)を行った。埼玉27 号、フクワセコムギの日長反応性に関わる遺伝子Ppdの準同質遺伝子系統を作出するため選抜(B5F1-B5F2 世代)を行った。いずれも作出は順調に進んでいる。また、北見農試、作物研、近農研、九州研の育種材料を世代促進した。出穂早晩性の主な要因は、沖縄では低温要求性と日長反応性(長日処理栽培の場合は低温要求性のみ)、北海道(春播栽培)では低温要求性、関東・中国・九州では日長反応性と純粋早晩性であることが示された。北海道の育種材料に対する沖縄の世代促進には早生化効果があることを明らかにした。稲の穂いもち圃場抵抗性弱個体の淘汰、また麦の低温要求性および日長反応性に関わる遺伝子の特定に関して、それぞれ研究成果情報候補課題を提案した。
カテゴリ 育種 いもち病 低温要求性 抵抗性 抵抗性遺伝子 播種 品種

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