課題名 |
水田土壌の転換畑化に伴う土壌中無機元素の動態解明と土壌管理技術の開発 |
課題番号 |
2004004687 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構
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研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター 北陸水田利用部 土壌管理研究室
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研究期間 |
新規2004~2004 |
年度 |
2004 |
摘要 |
i)大豆の収量、着莢数等に影響するホウ素について土壌吸着特性のpHによる変化を調べ、グライ低地土はpH5以下ではほとんど吸着せず、pH7-9で最多の吸着となること、また粘土鉱物や有機物含量の多い黒ボク土はグライ低地土の2.5倍吸着することを確認した。石灰の多量施用でのホウ素欠乏や黒ボク土での可給態ホウ素濃度の低下の可能性を示した。ii)ホウ素等を含む熔成微量要素複合肥料の連用による大豆子実中のミネラル成分濃度の変化を調べ、無施用区に対してホウ素とマンガンが約5%増加、リン、カリウム、鉄、亜鉛は約5%減少することを確認した。また、連用区で整粒重(5%)、百粒重(8%)、大粒率(17%)が向上したことから、微量要素成分施肥の効果を確認した。
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カテゴリ |
肥料
管理技術
水田
施肥
大豆
土壌管理技術
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