課題名 | ゲノム情報とSNPsを利用した寒地作物の耐冷性関連形質遺伝子のマッピング |
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課題番号 | 2004004737 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 |
研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター 地域基盤研究部 冷害生理研究室 |
研究期間 | 新規2004~2004 |
年度 | 2004 |
摘要 | i)「中母農8」は熱帯ジャポニカ品種「Silewah」に由来する穂ばらみ期耐冷性遺伝子を持っている。「中母農8」の穂ばらみ期耐冷性を利用し、かつ耐冷性と共に導入された不良形質を除去するため、「中母農8」が持つ耐冷性遺伝子座を特定し、この領域の塩基配列情報に基づいてCtb1と密接に連鎖する高精度DNAマーカーを開発した。ii)耐冷性品種「ハヤヒカリ」と基幹品種「トヨムスメ」の交雑後代の組み換え型自殖系統(RIL)について、人工気象室における耐冷性検定とDNAマーカーによるジェノタイピングを行い、ダイズの子実重レベルでの耐冷性に関する遺伝子座を特定した。これにより、ダイズ品種「ハヤヒカリ」に由来する耐冷性に関する遺伝子は、熟性遺伝子座の座乗する3つのゲノム領域近傍に存在し、すべてが「ハヤヒカリ」型になった場合、強い耐冷性を示すことが判明した。 |
カテゴリ | 寒地 耐寒性 大豆 DNAマーカー 品種 |