課題名 |
傾斜地における養液栽培による施設生産技術の開発 |
課題番号 |
2004004805 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構
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研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター 総合研究部 総合研究第3チーム
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研究期間 |
新規2004~2004 |
年度 |
2004 |
摘要 |
傾斜ハウス・養液システムを利用した夏秋トマトの安定生産技術を開発した。現地での栽培試験の結果、慣行の簡易雨よけ栽培に比較して、平均2倍以上の安定した収量が得られ、殺虫剤の使用量が半分以下に削減できるなど導入効果が確認できた。また、水漏れやポンプの焼付きが起こらない安価な育苗装置を開発し、これを使った苗生産が行われ、自家用に加えて平地農家への苗供給も実践した。個別技術では、二重屋根式天窓と雨水利用の細霧冷房により、ハウス内の気温を外気温+最大2℃におさえることを確認した。土揚げ作業の軽労化では、操作性・能率が高い土揚げ機を開発し市販化を進めている。夏秋トマト後の冬作として、チコリやコゴミのふかし栽培法を改良し、冬季作物を導入して、傾斜ハウスの周年利用の可能性を検証した。
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カテゴリ |
育苗
傾斜地
軽労化
市販化
チコリ
中山間地域
トマト
養液栽培
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