課題名 |
減・無農薬生産における生産安定化技術の開発 |
課題番号 |
2004004806 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構
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研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター 総合研究部 総合研究第4チーム
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研究期間 |
新規2004~2004 |
年度 |
2004 |
摘要 |
有機JAS認証を受けたコマツナ周年栽培ハウスにおいて主要害虫であるアブラムシ類、キスジノミハムシ、ダイコンサルハムシに対して、バンカー法による天敵のダイコンアブラバチの放飼、防草用シートによる圃場周りの発生源の除去が有効であることを確認した。0.6mm目合いの防虫ネットで被覆したハウスは夏期日中高温になり安全に作業できる時間は極めて少ないが、新たに開発した低コストの太陽電池式送風機と天窓設置を組み合わせることにより安全に作業できる時間が飛躍的に増大した。現地農家への普及を進めるための条件整備として農産物認証制度が有効と考えられた。現地の美山安全農産物認証制度と連携し、参加する60戸の農家に「コマツナ無農薬露地栽培マニュアル」と試行用の資材を提供し、巡回指導した結果、31戸の農家が無農薬栽培を実施し、うち18戸が無農薬栽培に成功した。さらに、認証制度の定着には認証産物の販路拡大や有利販売が必須であることを明らかにし、その方策を検討した。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
こまつな
だいこん
中山間地域
低コスト
農薬
防除
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