課題名 | 高温が果樹の生育に及ぼす影響の解析・評価 |
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課題番号 | 2004004928 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 |
研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 果樹研究所 生理機能部 環境応答研究室 |
研究期間 | 新規2004~2004 |
年度 | 2004 |
摘要 | i)果樹栽培において温暖化に起因すると推定される変化・現象等を整理・把握するとともに、地域で現在とられている対策技術等を調査した。ii)「不知火」を含むカンキツの生理落果は、葉果比が小さい場合、わずかな気温上昇でも促進される可能性を提示した。iii)高温によりミカン果実は赤味が薄くなりクエン酸含量が低下すること、ブドウは着色開始後8~21日の高温により着色が強く抑制され色素組成が変化すること、リンゴでは6月及び10月の高温により成熟異常果の発生が助長されること等を把握した。iv)短期間でリンゴ着色能力を評価する手法を考案した。また、散水処理や環状剥皮により果実着色が改善する可能性を提示した。v)リンゴの花器官形成関連遺伝子には花芽分化に伴い発現が増加するものと減少するものが存在することを把握した。 |
カテゴリ | 成熟異常 低コスト ぶどう りんご その他のかんきつ |