課題名 |
植物の形態形成を制御する転写因子の機能解析(A431) |
課題番号 |
2004005142 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 生理機能研究グループ 形態発生研究チーム
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
花器官等の形態形成及び稔性制御において重要な役割を果たす転写因子の遺伝子の発現及び機能の分子機構を解明することを目的とした。花器官形成を制御する(内在性)pMADS3の発現が、対応するゲノムDNA配列の導入によって、エクトピックに発現誘導される現象において、pMADS3イントロン2配列が導入遺伝子に含まれることが必要であることがわかった。形質転換体にpMADS3イントロン2配列のアンチセンスRNAが検出され、エピジェネティック制御のシグナルRNA分子生成への関与が推測された。SK2::ZPT2-10キメラ遺伝子のペチュニアへの導入によって、組換え遺伝子拡散防止に有効な導入遺伝子依存性不和合性(TDI)が発現する現象において、形質と導入遺伝子とが遺伝的に連鎖していることが確認された。TDIにおける不和合性の原因は花粉管伸長過程ではなく胚発生過程での異常であることがわかった。
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カテゴリ |
ペチュニア
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