課題名 | 反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明(A532) |
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課題番号 | 2004005151 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
農業生物資源研究所 生体機能研究グループ 神経内分泌研究チーム |
協力分担関係 |
東京大学 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | 反芻動物の繁殖機能を調節する神経機構を明らかにするため、繁殖機能に抑制的に作用する因子として低栄養に、促進的に作用する因子としてフェロモンに着目し、シバヤギあるいはウシを用いて実験を行い、以下の結果を得た。シバヤギでは低栄養時に上昇するケトン体が栄養状態を中枢に伝えるシグナルとして機能し、脳内で繁殖機能制御中枢の活動を抑制することが示唆された。また、シバヤギを含めた高等哺乳動物のフェロモンの受容・処理機構は、齧歯類のそれとはかなり異なっていることが示唆された。さらに、ウシ鋤鼻器の培養系を用いたカルシウムイメージング法は、ウシフェロモンの生物学的検定系として利用できる可能性が示された。 |
カテゴリ | 繁殖性改善 フェロモン 山羊 |