課題名 |
カイコにおける真皮細胞の増殖調節機構の解明並びに斑紋等の組織形成に関わるタンパク質の同定(A543) |
課題番号 |
2004005154 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
|
研究分担 |
農業生物資源研究所 発生分化研究グループ 成長制御研究チーム
|
研究期間 |
完了2001~2004 |
年度 |
2004 |
摘要 |
カイコの、脱皮期を気門周辺のapolysisを指標としたindexにより9段階に分け、真皮細胞数の変化をフローサイトメーターにより測定した。細胞数は index D2 期に一度減少するがその後もう一度上昇し、 index E2期に再び減少した。細胞数減少の原因としてアポトーシスを考えTUNEL法により検出を試みたが、陽性反応は得られなかった。各倍数化細胞の数と体重について相関を調べたところ、8C以上の高倍数性の細胞との間に高い相関が観察され、4齢期の急激な体サイズ増大に高倍数性の細胞の増加が重要な役割を果たしていると考えられた。また、アワヨトウには、5齢期間が2日と3日の個体が存在するため、両型のエクダイソンの消長と核相の増加を比較した。核相の増加は2日型ではエクダイソンの上昇時に起こっているのに対し、3日型では上昇前に起こっていた。このことから、6齢(終齢)脱皮を引き起こすエクダイソンの増加と核相の増加とは直接的には関与していないものと推測した。
|
カテゴリ |
あわ
カイコ
|